第98回センバツ高校野球大会の組み合わせ抽選が行われ、いよいよトーナメントの全体像が見えてきました。
センバツは32校によるトーナメント大会です。実力校が順当に勝ち上がることもありますが、組み合わせ次第では優勝候補が早い段階で対戦してしまうこともあり、抽選結果が大会の行方を大きく左右する大会でもあります。
本ブログではこれまで、各出場校の戦力を数値化したS値と、今大会出場校の中での相対評価を示すZ値を用いて戦力分析を行ってきました。
しかし、戦力が高いチームが必ずしも優勝できるとは限りません。
その理由はシンプルで、センバツはトーナメント形式だからです。
たとえば、
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優勝候補同士が早期に対戦するブロック
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比較的戦力が分散しているブロック
では、優勝までの道のりは大きく変わります。
そこで本記事では、
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出場校のS値・Z値の整理
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枠ごとの戦力分布
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各ブロックの勝ち上がり予想
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ベスト8・ベスト4予想
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最終的な優勝校予想
という順で、抽選結果を踏まえた優勝予想を行っていきます。
今大会出場校の戦力分布
S値とは何か
本ブログで使用しているS値とは、各校の戦力を総合的に評価するための指標です。
主に以下の要素をベースに算出しています。
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秋季大会の結果
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地区強度
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神宮大会補正
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地区レベル補正
- 継続戦力の影響
数値が高いほど戦力が高いと評価されます。
また、Z値は今大会出場校の平均を基準とした相対評価であり、
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プラス:平均以上の戦力
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マイナス:平均以下の戦力
を示しています。
S値上位校
今回のセンバツで特に高いS値を記録しているのは以下の高校です。
| 高校 | S値 |
|---|---|
| 山梨学院 | 4.4 |
| 神戸国際大付 | 4.2 |
| 九州国際大付 | 4.2 |
| 帝京 | 3.8 |
| 中京大中京 | 3.7 |
| 花巻東 | 3.6 |
| 崇徳 | 3.6 |
| 英明 | 3.6 |
このランキングを見ると、優勝候補はある程度絞られてきます。
しかしセンバツでは、どのブロックに入ったかが非常に重要です。
次に、組み合わせをもとにブロックごとの戦力を見ていきます。
ブロックごとの戦力分析
今回のセンバツでは、トーナメントは8つのブロックに分かれています。
それぞれのブロックについて
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ブロック合計S値
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ブロック平均S値
を算出すると、ブロックごとの戦力バランスが見えてきます。
この結果を見ると、
5ブロックが明らかな「死の組」
であることが分かります。
逆に、
4ブロックは比較的戦力が低いブロック
になっています。
それでは各ブロックを詳しく見ていきます。
1ブロックの戦力分析
帝京
沖縄尚学
阿南光
中京大中京
ブロック平均S値
2.925
このブロックは平均S値が高く、非常にレベルの高いブロックとなっています。
特に注目されるのは
帝京
中京大中京
の2校です。
帝京はS値3.8と上位校の一角です。伝統校としての経験値もあり、短期決戦の大会では非常に安定した戦いを見せるチームです。
一方、中京大中京もS値3.7とほぼ同レベルの戦力を持っています。打撃力の高さが特徴で、試合の主導権を握りやすいチームです。
沖縄尚学と阿南光も決して弱いチームではなく、このブロックは序盤から好ゲームが続く可能性があります。
特に沖縄尚学は、昨年の夏の優勝時の主力投手である末吉と新垣がそのまま残っているため、一気に駆け上がる可能性も有しています。
総合的には、
中京大中京がやや優勢
と見ています。
2ブロックの戦力分析
八戸学院光星
崇徳
滋賀学園
長崎西
枠平均S値
2.275
このブロックは比較的戦力が拮抗しています。
最もS値が高いのは
崇徳(3.6)
です。
崇徳は攻守のバランスが良く、安定した戦いができるチームです。
一方、
八戸学院光星
滋賀学園
も大きな差はなく、試合展開次第ではどのチームが勝ち上がっても不思議ではありません。
このブロックの中心は
崇徳
になると予想します。
3ブロックの戦力分析
横浜
神村学園
花巻東
智弁学園
枠平均S値
2.625
このブロックも非常にレベルが高いブロックです。
花巻東(3.6)
智弁学園(2.9)
が中心になると考えられます。
花巻東は近年、全国大会で安定した結果を残しているチームであり、経験値も高いです。
智弁学園も打撃力が高く、短期決戦で爆発力を発揮する可能性があります。
横浜も前回のセンバツ優勝、昨夏ベスト8であり、エースの織田と主力の小野・池田・江坂が残る侮れない存在であり、このブロックは混戦になる可能性があります。
4ブロックの戦力分析
東洋大姫路
花咲徳栄
高知農
日本文理
枠平均S値
1.9
このブロックは今大会の中では比較的戦力が低いブロックです。
最もS値が高いのは
花咲徳栄(3.0)
です。
ただし、他校との差はそれほど大きくありません。
この枠はダークホースが出る可能性があるブロックといえます。
5ブロックの戦力分析(死の組)
北照
専大松戸
神戸国際大付
九州国際大付
枠平均S値
3.475
このブロックは、今回のセンバツで最もレベルが高いブロックです。
神戸国際大付
九州国際大付
はともに
S値4.2
を記録しています。
これは今大会でもトップクラスの戦力です。
つまり、このブロックでは
優勝候補同士が早期対決となりました
このブロックを勝ち上がったチームは、優勝候補の筆頭になる可能性が高いです。
6ブロックの戦力分析
近江
大垣日大
山梨学院
長崎日大
枠平均S値
2.575
このブロックの中心は
山梨学院
です。
山梨学院は
S値4.4
であり、今大会出場校の中で最高値となっています。
この戦力を考えると、ブロック突破の可能性は非常に高いと考えられます。
7ブロックの戦力分析
東北
帝京長岡
高川学園
英明
枠平均S値
2.675
このブロックの中心は
英明(3.6)
です。
英明は攻守ともにバランスがよく、安定した戦いができるチームです。
8ブロックの戦力分析
三重
佐野日大
熊本工
大阪桐蔭
枠平均S値
2.125
このブロックで最も注目されるのは
大阪桐蔭
です。
S値は突出して高いわけではありませんが、全国大会での経験値は非常に高いチームです。
トーナメントでは経験値も重要な要素になります。
ベスト8予想
ここまでの分析を踏まえ、ベスト8は以下の顔ぶれになると予想します。
中京大中京
崇徳
花巻東
花咲徳栄
神戸国際大付
山梨学院
英明
大阪桐蔭
ベスト4予想
ベスト4は以下の組み合わせになると予想します。
中京大中京
花巻東
神戸国際大付
山梨学院
優勝争い
優勝争いの中心になるのは
山梨学院
神戸国際大付
の2校と考えます。
山梨学院は大会最高のS値を持ち、戦力の安定感があります。
一方、神戸国際大付もS値4.2と非常に高く、投打ともに高いレベルにあります。
最終優勝予想
総合的に判断すると、今回のセンバツで最も優勝に近いチームは
山梨学院
と予想します。
理由は以下の通りです。
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今大会最高のS値
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ブロックの戦力バランス
-
安定したチーム力
これらを総合すると、最も優勝確率が高いチームといえるでしょう。
まとめ
今回のセンバツは、組み合わせを見ると
5ブロックが明確な死の組
となっています。
一方で、
4ブロックは比較的戦力が低いブロック
となっています。
このように、トーナメント大会では組み合わせが結果に大きく影響することが分かります。
今大会がどのような展開になるのか、非常に楽しみです。




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