箱根駅伝では、各大学のチームカラーによって「往路が強い」「復路で追い上げる」「山に強い」といったことが言われると思います。
本記事では、第93回大会から第101回大会までのデータを用いて、各大学がどのようなタイプのチームなのかを、順位データと山区間成績から見ていきたいと思います。
なお、本記事は2026/1/2の第102回箱根駅伝往路終了後のタイミングでの公開となりましたが、結果の良し悪しを評価するものではなく、各大学の特徴を整理する視点を提供することを目的として投稿しています。
分析に使用するデータについて
本記事では、以下の指標を用いて分析を行っています。
・往路順位
・復路順位
・5区区間順位
・6区区間順位
・5区・6区合計タイム順位
いずれも第93回大会から第101回大会までの結果をもとに、大学ごとに確認してみました。
データは日本テレビの箱根駅伝公式サイトの記録を使用しています。
日本テレビ | 箱根駅伝
分析① 往路型・復路型の分類
本記事では、往路順位と復路順位の平均との差を用いて、以下のように分類しました。
・往路順位 < 復路順位 → 往路型
・復路順位 < 往路順位 → 復路型
・差が小さい → バランス型
分析の結果、大学によって往路で安定して上位につけるタイプと、復路で順位を上げるタイプに分かれることが確認できました。
特に上位校の中には、往路で大きく崩れず、復路で確実にまとめるチームも多く見られます。第93回からの集計のため、最近の順位傾向とはズレがあるとは思いますが、成績が安定している大学は比較的バランス型が多いように見受けられます。
分析② 山区間の得意・不得意
山区間全体が強い大学
5区・6区の合計タイム順位を見ると、山区間全体で安定して上位に入る大学が存在します。
これらの大学は、山登り・山下りの両方で一定水準以上のパフォーマンスを発揮していると考えられます。
登り型(5区型)・下り型(6区型)
・5区順位が良く、6区順位が相対的に低い → 登り型
・6区順位が良く、5区順位が相対的に低い → 下り型
5区と6区の順位差を確認すると、登りに強いする大学と、下りに強い大学が存在することが分かります。
山区間が苦手な大学
一方で、5区・6区の合計順位が相対的に低い大学も存在します。
これらの大学にとっては、山区間が総合順位を左右する課題となりやすい可能性があります。
大学タイプのまとめ
・往路型 × 山に強い
・往路型 × 山に弱い
・復路型 × 山に強い
・復路型 × 山に弱い
・バランス型
このように見ると、各大学がどの区間で勝負しやすいのか、また、どの区間が課題になりやすいのかが比較的明確になってきます。
考察
予想を目的とするものではないですが、各大学のタイプを把握することで、レース展開をより立体的に見ることができるのではないかと思います。
往路型の大学は序盤の位置取りが重要となり、復路型の大学は大きなビハインドを背負わないことが鍵となります。
また、山区間が強い大学は、往路・復路いずれの展開でも順位を大きく落としにくい傾向があります。
まとめ
本記事では、各大学のタイプをデータから確認しました。
往路型・復路型、そして山区間の得意・不得意という視点は、箱根駅伝を観戦する上での一つのヒントになると思います。





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